フェイズ1の目的

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それじゃあ、さっそく、それぞれのフェイズ1勉強法について話そう。

 

まずは1番目のフェイズであるフェイズ1だ。

 

このフェイズは、知識導入フェイズだ。

 

これは学校や塾で習ったり、自分で本を読んだりして初めて知識を得る段階のことだね。

 

このフェイズでは、

  • 知識に触れること、
  • わからないことは自分で調べて確かめることができるようになること
が、達成目標になる。

 

達成目標というのは、それぞれのフェイズで達成しなければならないゴールのことで、これが達成できないのに次に行ってはいけない。

 

なのでまず、知識に触れ、分からないことは自分で調べるという事ができるように、子供を導く必要がある。

 


辞書や図鑑をまず与える

中学受験は、新しい単元については、塾で習うか自分で勉強するかない。

 

だから今、勉強していることが何なのか、具体的にイメージできるかどうかが大きなポイントだ。

 

そのためには、カラー写真などがふんだんに使われている教材を用意しないといけない。

 

そして、わからないことは子供が自分ですぐに調べられるように準備しておく必要がある。

 

当たり前の話なんだけど、子供というのはモノを知らない。

 

小学生っていうのは物心付いてから、まだ5~6年しかたっていないんだ。

 

知ってることより知らないことの方がはるかに多い。

 

だから事あるごとに、「あれなに? これなに?」って、親に尋ねる。

 

ところがそれを子供に説明するのは、ものすごく難しい。

 

センセーも小学2年生の女の子に、『黄金』を説明しようとして困った経験がある。

 

辞書を引いてもらったけど白黒の辞書で、挿絵もなかったから結局断念した。

 

見たことや触ったことがないモノは、文字や言葉では理解できないんだね。

 

だから子供には必ず、絵や写真がたくさん載っている教材を用意しないといけない。

 

四谷大塚予習シリーズは、そういう点でとてもいい教材だ。

 

特に理科や社会は、カラーの写真やイラストがたくさん載っていてわかりやすい。

 

また、週刊や月刊の学習マンガ誌も何冊か出ているが、ああいうものもいい。

 

塾であまり勉強熱心でない子供でも、なぜか学習マンガだけは一生懸命読んでいるからね。

 

センセーも子供の頃、学研の科学は毎月読んでいた。

 

それから、わからないことをすぐに調べるための辞書や図鑑も、重要だ。

 

小学生向けの国語辞典は、イラストや写真が多いものを選ぼう。

 

図鑑などは高いから、小学校低学年から、少しずつ揃えていこう。

 

漢字辞典については 小学生の新レインボー漢字読み書き辞典がオススメだ。

 

全ての漢字にイラストがついているし、書き順や成り立ちが載っている。

 

同じシリーズのことわざ辞典もあった方が良い。

 

収録語数は多少少ないが、ふりがながふってあって、低学年でも読める。

 

また図鑑は、こども百科をオススメしておく。

 

どれもちょっと高いけど、高いだけの価値はある。

 

★ 21世紀こども百科 :小学校1年生から使える図鑑。

 

21世紀こども百科(全1巻) 〔第2版 増補版〕 (World watch)調べ方さえ教えておけば、子供というのは自分で勝手に調べて読むし、図鑑があれば、わからないことがあったら調べるクセがつく。

 

フェイズ1では、わからないことは自分で調べるというクセをつけることを目標にして欲しい。

 

そのためには、家にこういう辞書や図鑑を揃えておく必要があるんだね。

 

【受験勉強の極意】  勉強は、まず自分で見たり調べたりすることが大事

 

写真の多い教材や百科事典を準備して、自分で調べさせよう。

 

学習マンガもOK。

 

 

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