中学受験・フェイズ3までのまとめ
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フェイズ1からフェイズ3までの学習方法については、だいたいこんなところだね。
フェイズ4以降は、個別に考えないといけないことなので、このセミナーでは割愛する。
何か質問はあるかな、ミキちゃん。
「センセー、ここまでをまとめると、フェイズ2では計算力と読み書きの力を養成して、フェイズ3では必答問題のシャッフル問題をやるってことでいいの?」うん、そうだね。
「で、これって、いつ、どういう風にやればいいわけ?」うーん、それは入試までの残り時間と、子供の現在の学力によるから、一概には言えないね。
ただ一般例をあげるとすると、次のようなスケジュールになる。
★ フェイズ2/3 家庭学習スケジュール
基礎トレーニング学習のやり方
家庭で学習することになるので、使う問題集は市販の教材だ。
『マスター1095題』『漢字マスター』(日能研)と『漢字とことばのトレーニング』(水王社)『計算と熟語』(日能研)と『計算力トレーニング』(桐杏学園)あたりになるね。
まあ塾用教材でも、シャッフル問題集ってなかなかないから、結局これらになる。
理科や社会は、1問1答タイプの問題集や、一行問題集だね。
使う問題集は、1つ前の学年の問題集からだ。
今、5年生だからといって、5年生版から始めると、できないことが多い。
というのも受験用の問題集というのは、先取りした内容を載せている場合が多いので、5年生なら4年生版、6年生なら5年生版くらいがちょうどいいんだ。
6年生から受験勉強を始めた場合は、4年生版からスタートしても良い。
でないと、満点を取る可能性が無くなっちゃうからね。
満点に手が届くような問題で、子供に満点を狙わせるというのも、大事なコツだ。
フェイズ2やフェイズ3は、基本的にすでに習ったこと(フェイズ1)の復習だし、理想を言えば、7割とか8割は正答できるような組合せの問題がいいね。
解けない問題ばかりだと、時間もかかるし、子供がやる気をなくしてしまうことも多い。
デイリーワークは、一日30分以下にする。
この毎日やる基本トレーニング(デイリーワーク)、制限時間は、だいたい1日30分というイメージだ。
低学年なら、もっと短くていい。
『計算と熟語』を使うなら、熟語が10分で計算が20分。
あわせて30分てことだね。
フェイズ3で、より実戦的な問題を使う場合は、各科目3~40分ずつという見当だ。
入試の必答問題レベルなら、それくらいはかかるだろう。
集中力というのは、30分程度しか続かないモノだから、30分ずつ区切ってやるようにしよう。
頻度としては、できたら毎日やりたいところだね。
平日だけやって、土曜日はもう一度その週にやった問題をやり直すという形でもいい。
四科目やる場合は、国語と理科、算数と社会という風に1日2科目ずつやるのがいいね。
そして、毎回成績を付けて、ポイントをつけること!結果に対して評価をするって言うのは、やる気を持続させる重要な要素だからね。
【受験勉強の極意】 1日30分の家庭学習で、合格力を見につけさせよう!