国語の勉強は、まず言葉を覚える事
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国語の勉強は、まず言葉を覚える事だ。
文法もいいが、言葉がわからないと、話にならない。
そして漢字の読み書きがスラスラできる事だ。
これができないと、国語の問題文を読むだけでも時間がかかる。
識字障害などがあると、ちょっと難しい問題文を読むのに、1時間以上はかかるし意味もわからない。
これでは模試で高得点を狙うなど、まず無理な話だ。
ちなみに識字障害とは、文字の読み書きに異常に時間がかかるなどの学習障害で、人口の1~2割くらいは識字障害だ。
識字障害は、小学校4年生くらいから目立ちはじめ、抽象的な言葉が増えてくるに従って字が読めなくなる。
中学生でbとdをすぐ書き間違える子供がいるが、アレも軽い識字障害で、とにかく文字の音読と読み書きの毎日の練習が必要だ。
識字障害については、こちらにまとめてあるので参考にして下さい。
漢字の練習には方眼ノート
読売テレビの『秘密のケンミンショウ』という番組で、以前、長野県の白文(はくぶん)帳の話題を紹介していた。
長野県の公立中学では、毎日、白文帳というノートに漢字をたくさん書いて提出する宿題があるんだとか。
この白文(はくぶん)というのは、送りがなのついていない漢文のことだ。
返り点やレ点などが付いていない漢文を白文というらしいが、要するにおくりがななどを書かずに漢字だけ書くということだ。
漢字をノートに書かせるというのは、塾などでもよくやっている方法ではある。
しかし漢字専用のノートを白文帳と呼ぶのは長野県独特かも知れない。
で、その白文帳とは、どんなノートかというと、1センチ方眼のノートだ。
方眼に1つの文字を書き込んでいて、一日に2~300文字くらいを書くらしい。
もちろん、眼に納まらないような大きな漢字は、二つマスを使っても良いようだが、器用に人マスに『龍』なんて言う字を書く生徒もいた。
ただこれは中学生だからOKなのであって、小学生だとちょっと升目が小さすぎる感じがするね。